テレビ放送

脳出血にて失行?失語? 世界仰天ニュース

9月17日の世界仰天ニュースにて、同業者である作業療法士の女性の脳出血後遺症である

『失行・失語』について放送されました。

今回は、一般に高次脳機能機能障害と言われる失行・失語を取り上げていきたいと思います。

まず最初に今回の放送をみて、率直な感想を述べます。私も仕事柄、失行・失語については多く担当しています。病態を知っていてリハビリがどれだけの期間が掛かり、予後予測ができるだけに、今回罹患された女性が一番辛かったのではないかと思います。ある意味、リハビリを自ら行えるということが、社会復帰に至った経緯ではないかと思います。

高次脳機能障害について

高次脳機能障害とは、脳卒中や事故などにて脳の機能が著しく損傷し障害を受けることにより、様々な症状を引き起こすことを示す。

例えば物を覚える、気持ちを抑える、目的を持って物事を遂行するがうまく行えなくなる。日常生活を送るのが難しくなってしまう。

失行とは?

手指には問題がなく、記憶などにも問題は無いのに食事や字を書くといった、日常の簡単な事が出来なくなる症状が出現する。

●観念運動失行:特に意識(考えなく)していない時は問題なく行える動作が意図的にしようとしたり、人の真似をしようとするとできなくなってしまう。例:歯を問題なく磨いてる人に対し、「歯はどうやって磨くのですか?」と聞くと途端にできなくなる。

●観念失行:行為の順番や、道具の使用方法などが分からなくなる。例:チャンネルでテレビをつけられるが、どう操作していいか分からない。

その他失行

構成失行:空間的形態を構成できない。

着衣失行:着衣の障害。左右や前後を間違え上手く着れない。

など

失語症

口や喉には麻痺はないが、言葉が出てこなくなったり、言葉の意味が分からなくなってしまう。

●運動性失語(ブローカー失語):話を聞いて理解することは可能だが、言葉が出てこなくなる症状。例:「ペンをとって」とこちらが言っても返事が来ないが、正しくペンは渡してくれる。

●感覚性失語(ウェルニッケ失語):すらすらと話すが、「言い間違い」が多く、話を聞いた時の理解も曖昧になる。例:「メガネ」を「時計」や「ミガネ」とい間違える。

治療法

治療は、リハビリテーションが基本です。具体的には、言語療法や作業療法、理学療法などの医学的訓練を行う。

脳は可能性を秘めた機能をもつ部位です。一度、失った機能を再度復活することは難しいと言われていますが、失った機能を様々な脳の回路を使って補うことは可能です。リハビリでは、脳を休ませるのではなく刺激を与え続け脳を活性化していく事が必要です。特に、発症から約6か月は脳のネットワークを再構築されやすいと言われています。

終わりに

高次脳機能障害は、一人では乗り越えられません。家族の協力が必ず必要になります。まずは専門家での説明を聞き、一番適した治療を早期から行うことが最善でしょう。先にも述べましたが、脳は可能性を秘めた機能を持っています。大変ではあると思いますが、今期強く専門家と共に治療していきましょう。

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Mogu
Mogu
出身地:東北地方 年齢:20代半ば 職業:『理学療法士』として現役活動中。 わたしの目標:産休育休入っても、ちゃんと家族を養いたい! 基本的に365日ダイエットモード入っておりますが、美味しいブログ、役に立つ情報を発信していきます♪♪
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