理学療法士

直撃シンソウ坂上にて、加藤茶を襲ったパーキンソン症候群について

本日は、10月10日に放送された「直撃!シンソウ坂上SP!」にて年の差婚で話題となった元ドリフターズの加藤茶さんが患ったパーキンソン症候群について、ご紹介していきたいと思います!

パーキンソン症候群とは?

まず最初に説明するのは、パーキンソン症候群とパーキンソン病は違う病気だと言うことです。

安静時振戦、固縮、無動、姿勢反射障害などの症状をパーキンソンニズムといいます。パーキンソンニズムをきたす疾患でパーキンソン病以外のものをパーキンソン症候群といいます。

●パーキンソン症候群: 1~2ヶ月前から急に両手がふるえるや、歩きにくさから始まったなどの場合は、 パーキンソン病の特徴とは一致せず、パーキンソン症候群である可能性が高いです!

●パーキンソン病:ゆっくりと進行することが特徴で、手足のふるえから始まることが多く、 初期には必ず左右差あります。ふるえは安静時に強くなるといった特徴があります。薬を飲んでいない、脳の異常がない、抗パーキンソン病薬により改善する。 この条件を満たせば、パーキンソン病と診断されます。

パーキンソン症候群を呈する疾患一覧

●変性疾患:進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症、Lewy小体型認知症などです。

●非変性疾患:薬剤性パーキンソンニズム、脳血管性パーキンソンニズム、中毒性パーキンソンニズムなどです。

症状

症状は、運動症状と非運動症状に分けられます。

●運動症状

安静時の振戦、動作の開始が困難になる無動症状、力を抜いた状態で関節を動かす際に抵抗がみられる筋強剛、バランス崩しそうになるなどの姿勢反射障害がみられます。

●非運動症状

自律神経の症状があります。便秘、嘔吐などの消化器症状、起立性低血圧、食後性低血圧、発汗過多、あぶら顔、排尿障害などがあります。精神症状は、感情鈍麻、不安、うつ症状、幻視・幻聴、認知障害がみられます。

治療

パーキンソン症候群は、パーキンソニズムが起きている原因をしっかりと探ることで、それに合わせて対処すれば症状が軽減することもあります。しかし、上記で紹介した変性疾患というものにかかると神経細胞が著しく障害を起こしてしまっているため、症状と付き合っていくことが必要になることもあります。これらの場合には、リハビリテーションにて残された機能を維持したり回復していくが必要になります。

リハビリ

基本的には投薬での治療にて状態を調整することが大切になります。薬物療法と平行してリハビリテーションを行うことはとても大事と言われています。

リハビリ内容:関節可動域練習、バランス練習、歩行訓練、日常生活動作練習、発語練習

自主練習では、ストレッチや体操が有用です。パーキンソン体操などもあります↓

①関節可動域練習

パーキンソン病は、関節が曲がる方向に対し固くなりやすので伸ばす方向にストレッチしていきましょう。歩行時の前かがみの姿勢に対しては、両手を挙げて壁につきながら、背のばしの姿勢。または、うつぶせの姿勢をとり自重で姿勢改善に取り組みましょう。

②バランス練習

パーキンソンニズムでは、姿勢反射障害になりやすく立位でのバランス練習をすることは必要です。片足立ち、つま先立ち、かかと立ちなどの練習を行います。また、ステッピングができなくなってくる人もおりステップ練習も取り入れましょう。

③歩行練習

パーキンソンニズムでは、すくみ足などの症状にて足を踏み出せなくなる場合があります。歩行開始時に”イチ、ニ、イチ、ニ”と声を出し、リズムをつけながら足踏みをすると足が出やすくなります。また、左右どちらかの足に決めて、決めた方の足を挙げてから、一歩目を踏み出すようにすると良いでしょう。床に約30cm間隔でラインを引いて、目印をつけ歩くと、歩きやすくなる人もいます。歩行の際は、できるだけ大きく歩幅を開いて歩くことが大切です。

④日常生活動作練習

日常生活の中の練習をすることはとても必要です。基本動作も必要ですが、活動範囲が狭くなることが一番の問題点になります。自分でできることは、機能がある限り自分で行ってもらう。自立支援を促していきましょう。

 

 

 

ABOUT ME
Mogu
Mogu
出身地:東北地方 年齢:20代半ば 職業:『理学療法士』として現役活動中。 わたしの目標:産休育休入っても、ちゃんと家族を養いたい! 基本的に365日ダイエットモード入っておりますが、美味しいブログ、役に立つ情報を発信していきます♪♪
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